「世の中の体温をあげる」を形に ~スープストックトーキョー、企業理念から紐解くウェブアクセシビリティの実現〜
2025/02/06

目次
ウェブアクセシビリティ(*1)対応をしようと思ったきっかけを教えてください。
私たちは1999年の創業以来、「世の中の体温をあげる」という企業理念を掲げ、飲食店の運営や卸事業等を展開してきました。その理念を実現する一つとして、私たちのサービスを利用したくても、ウェブサイトの情報をそのまま受け取るのが難しい方々がいる現状に対して、以前から問題意識を持っていました。
その中でご縁があり、ユニウェブと出会いました。そして2024年の12月からウェブアクセシビリティ対応に向けて共に活動を進めることにいたしました。
自社での対応や他社のアクセシビリティツールを検討しましたか?
自社や他社での検討は行いませんでした。今回ユニウェブとの出会いを通じて、初めて「ウェブアクセシビリティ」という概念を知ることができ、導入したためです。
ユニウェブを導入するまでの工数についてはいかがでしょうか。
導入するまでスムーズに対応いただけたという印象です。実際導入までにユニウェブを導入している他企業の事例も拝見し、「1行のコードを挿入するだけでこれほど高品質な対応ができる」という点から安心感がありました。
社内外からの反響はありましたか?
SNSでの反応を見ていると「こういった取り組みをしているブランドなんだ」というブランドの姿勢に対して好意的なコメントをいただいています。
飲食業界での実店舗をお持ちの会社の中でユニウェブの導入は、スープストックトーキョーさんが初の事例です。
私たちは「Soup for all!」の考えのもと、あらゆる人が一つの食卓を囲み、笑い合い、温かな食事をとれるよう、料理やサービスにちょっとの配慮を加え食の制約(フードバリア)を取り除く活動を続けています。ウェブサイトにおいては、「ユニウェブ」の導入を通じて、スープストックトーキョーの情報や商品をより身近に感じていただければと思います。
障害者雇用についてもお力を入れてるとお伺いしました。
障害のある方の雇用率の基準はありますが、我々は単にその数字を満たすことを目的として障害者雇用に取り組んでいるわけではありません。一人ひとりの個性が発揮される環境をつくることが、我々の理念の「世の中の体温をあげる」ことに繋がっていくと考えています。
社員一人ひとりに得意・不得意がある中で、「この人だからできることってなんだろう?」という問いを起点に、お互い手を差し出し合える環境をつくれたらと思っています。
今後、目指していることはありますか?
今後もオンラインサービスをさらに拡充していきたいと考えています。また現在は、特に多言語対応についてのニーズが高まっていますので、他言語対応も進めていきたいです。
株式会社スープストックトーキョー
価値づくり部 部長 兼 EC事業部 部長
齋藤恭史(さいとう たかふみ)
2014年にスマイルズに新卒入社、「Soup Stock Tokyo」での店舗勤務を経て、1年目から海外事業の立ち上げに参画。2017年から株式会社スマイルズにてプロジェクトマネージャーとしてクライアント案件に従事。2021年よりスープストックトーキョーのブランディング・販促・コミュニケーション設計と実行を担当する部署の部長を務める傍ら、EC部の部長を兼務し活動中。
《ユニウェブ導入サイト》
公式ホームページおよび公式オンラインショップ、「100本のスプーン」ブランドサイトに導入されています。(下記写真は公式ホームページより引用)
「音声読み上げ・文字サイズの調整」と書いたボタンをクリックすると、アクセシビリティメニューが表示され、文字を読み上げてくれる部分リーダーや画面のコントラスト切り替えなどがボタン1つで可能となっております。
公式ホームページ:https://www.soup-stock-tokyo.com/
◾️株式会社スープストックトーキョーについて
首都圏を中心に全国約60店舗を展開する食べるスープの専門店「Soup Stock Tokyo」、冷凍スープの専門店「家で食べるスープストックトーキョー」や大人も子どももわくわくするファミリーレストラン「100 本のスプーン」など、個性と誠実さを大切にする食のブランドを複数経営しています。企業理念である「世の中の体温をあげる」を軸に事業運営を行っています。私たちは「Soup for all!」の考えのもと、食のバリアフリーを推進しています。
会社名:株式会社スープストックトーキョー
代表者:取締役社長 工藤萌
所在地:東京都目黒区中目黒1-10-23 シティホームズ中目黒203
公式HP:https://www.soup-stock-tokyo.co.jp/
ユニウェブについて
ユニウェブは、すべてのウェブサービスにコード一行を追加するだけで「導入当日」にウェブアクセシビリティ機能を提供します。
すべての人に平等なウェブサイト・サービスを目指すために、視覚に障害がある人、怪我をして一時的に手が使えなくなった人など、様々な状況にいる利用者が音声読み上げやコントラスト変更などの多様な使い方を通じて、正しい情報を理解できる状態にしたいと考えています。