公式サイトリニューアルから始まった敷島製パン(Pasco)のウェブアクセシビリティ改善の取り組み

2024/12/13

1 ウェブアクセシビリティ対応をしようと思ったきっかけを教えてください
2 自社エンジニアなど、自社でのウェブアクセシビリティ対応は検討しましたか？
3 ユニウェブのような他社のアクセシビリティツールを検討しましたか？
4 ユニウェブを知ったきっかけ、導入した理由を教えてください。
5 ユニウェブを導入するまでの日数や工数について教えてください
6 今後、目指していることはありますか？

ウェブアクセシビリティ対応をしようと思ったきっかけを教えてください

きっかけは、弊社ホームページのリニューアルでした。リニューアルは、「サイト全体の見やすさ」や「表示速度の向上」、また、「コンテンツの質の向上」を重視していましたが、ウェブアクセシビリティも当然考慮すべきテーマでした。
また、お客さまからの「ホームページをもっと見やすくしてほしい」というご意見や、本年4月の障害者差別解消法改正による「民間企業の合理的配慮の義務化」も、後押しとなりました。

自社エンジニアなど、自社でのウェブアクセシビリティ対応は検討しましたか？

自社設計でのウェブアクセシビリティ対応も検討しましたが、デジタル庁のウェブアクセシビリティ指針を全てクリアするのは、高いハードルでした。
このため、ホームページのリニューアル時には、結果的には可能な範囲での対応にとどまりました。

ユニウェブのような他社のアクセシビリティツールを検討しましたか？

各種ツールも調査しましたが、「サイト自体の開発･設計」であったり、「設計されたサイトの対応度の診断」を機能とするツールが多いと認識していました。前出のように、自社のみでの対応は大きな負荷となるため、これらのツールは本格採用には至りませんでした。

ユニウェブを知ったきっかけ、導入した理由を教えてください。

きっかけは、ユニウェブをホームページに採用した企業様のウェブ記事でした。自社でも対応を進めていたことから「どのようなツールなのか？」と興味を持ち、調べ始めたのがきっかけです。その後、御社に直接問い合わせをさせていただき、費用や機能面での確認がとれたことから、ホームページのリニューアル後となりましたが、追加する形で導入に至りました。
なお、見積もりや導入手順の確認の際は、「これだけでドメイン内の全てのサイトで対応できるのか？」「費用がこれだけで済むのか？」と驚きがありました。他に、追加要素が出てくるのではないか？と疑問を持つほど手軽さのため、導入までのハードルの低さに衝撃を受けたというのが、正直な感想です。

ユニウェブを導入するまでの日数や工数について教えてください

ユニウェブは、基本的にタグを1行挿入するだけのため、数日で完了可能な手軽さでした。ただし、動作テスト等のチェックも行う必要性から、導入前に2週間ほどのテスト期間を設けました。なお、マニュアルが整備されていたため、Googleタグマネージャーを使って設定を行う以外に特別な作業は必要なく、スムーズに導入できました。

今後、目指していることはありますか？

弊社は複数のドメインを保持していますが、今般導入に至ったのはメインのドメインとなります。今後の目標として、全ての弊社提供サイトで、ウェブアクセシビリティ対応を進めていきたいと考えています。また、ユニウェブでのカバー範囲にとどまらず、「利用者に優しいサイト設計」により、全ての利用者に対してアクセシビリティの高いサイト提供を進めていきたいと考えています。

敷島製パン株式会社

マーケティング・Ｒ＆Ｄ本部ブランドコミュニケーション部部長
黒須力　（写真右）
経歴：敷島製パンに営業職で入社。販売促進･製品企画･品質保証･基幹システムのリプレース･営業本部の企画管理を経た後、現職のブランドコミュニケーションと営業DXを担当。

マーケティング・Ｒ＆Ｄ本部　ブランドコミュニケーション部コミュニケーションデザイングループ
美里祐稀　（写真左）
経歴：敷島製パンに営業職で入社。販売促進を経た後、現職のコミュニケーションデザイングループでSNSとホームページ関連業務を担当。

《ユニウェブ導入サイト》

敷島製パン株式会社が運営するPascoコーポレートサイトに導入されています。

アイコンをクリックすると、アクセシビリティメニューが表示され、文字を読み上げてくれる部分リーダーや画面のコントラスト切り替えなどがボタン1つで可能となっております。

Pascoコーポレートサイト：https://www.pasconet.co.jp/

◾️敷島製パン株式会社

敷島製パン株式会社(Pasco)は、1920年(大正9年)に創業したパンメーカーです。長い伝統に培われた技術力と、常に新しい価値づくりを指向するチャレンジ精神は、数々のロングセラー商品を生み、食パン市場で「超熟」がNo.1のシェア※を獲得するなど、トップメーカーの自負と誇りをもって事業を展開しています。また、国産小麦の小麦粉を使用した「超熟国産小麦」を発売するなど、食料自給率向上への貢献に向け取り組んでいます。

※インテージ・SCIデータ(15-79歳)「食パン」全国市場における2019年4月～2024年10月のブランドシェア(金額ベース)

代表者：代表取締役社長　盛田淳夫
所在地：愛知県名古屋市東区白壁五丁目3番地
URL ：https://www.pasconet.co.jp/
事業内容：パン、和洋菓子の製造、販売