ウェブアクセシビリティサービス「ユニウェブ」を提供開始
2023/12/06
株式会社Kiva(本社:東京都中央区、代表取締役社長:野尻 航太、以下Kiva)は、すべての人に平等なウェブサイトを提供するため、すべてのウェブアクセシビリティ規格に対応できるサービス「ユニウェブ」(https://hellouniweb.com)の提供を開始いたしました。コード一行を追加するだけで、誰でも簡単に対応することが可能です。
◾️提供開始背景
インターネットの普及により、健常者と同様に高齢者や障害者にとってウェブサイトは重要な情報源となっている一方、情報を提供する側がウェブアクセシビリティに配慮して適切に対応をしていないと、高齢者や障害者がウェブサイトなどから情報を取得できなかったり、ウェブ上の手続きができないという問題が発生し、社会生活で多大な不利益が発生したり、災害時等に必要な情報が届かない状況となれば生命の危機に直面する可能性があります。ウェブアクセシビリティを確保することで、障害のある人や高齢者、色覚特性のある人など国内だけでも428万人以上(※1)の人がウェブを介して情報を入手したり、デジタルサービスを利用できるようになります。
年々、デジタル技術の普及によりウェブサイトを通じたサービスの提供が一般化していることで、これまで以上にウェブアクセシビリティに配慮したサイトを構築することが必要となりました。さらに、2024年4月からは民間企業であっても障害のある方に対して、申し出があった場合に合理的配慮を提供することが義務化されることになり、障害のある人やご高齢の方などを含むすべての人が、ウェブで提供されている情報やサービスをスムーズに利用できる環境を求めてられています。
しかし、「アクセシビリティ」や「ウェブアクセシビリティ」は日本語としてまだ十分に定着していない用語です。馴染みのない人が多く、用語の意味、向上させるための方法、どのような効果があるかもあまり知られていません。そのせいか、まったく用語も知らなかった人が「ウェブアクセシビリティを改善して」と言われても、何をすればよいか手がかりすら見つけられない場合もあります。ウェブアクセシビリティは、ガイドラインの文書自体も専門的な内容となっているため、正しく理解することが難しく、適切に判断できるようになるには時間がかかります。
Kivaでは、デジタル庁が掲げる「誰一人取り残されない、人にやさしいデジタル社会の実現」(※2)に共感し、さらにはウェブアクセシビリティを誰でも簡単に導入することができるよう「ユニウェブ」の開発・提供することにいたしました。ウェブアクセシビリティ対応を行えば、ユーザビリティが向上し、利用者の満足度向上にも繋がると考えており、より本質的な使いやすさの実現を目指してまいります。
※1 厚生労働省省「平成 28 年度生活のしづらさ調査」結果概要より
※2 デジタル庁 ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック
https://www.digital.go.jp/resources/introduction-to-web-accessibility-guidebook
◾️ウェブアクセシビリティとは
「高齢者や障害者など心身の機能に制約のある人でも、年齢的・身体的条件に関わらず、ウェブで提供されている情報にアクセスし利用できること」を意味しており、障害者・高齢者のためだけの特別な対応ではなく、誰しも障害者と同様の状況になり得ます。
- 一時的な怪我、病気(交通事故でギブスをはめて腕が使えない、目の病気で眼帯を付けていて目が見えない等)
- 加齢による変化
- 加齢による視力低下(老眼、水晶体の変化(黄色がかって見える、暗く見える、ぼやけて見える)等)
- 中高年に多い目の病気(白内障、緑内障等)
※70代後半の約半数が黄変化を伴う白内障 - 加齢による聴力低下
- 外国人旅行者(日本語を理解できない外国人が、旅行中に震災にあった場合に、避難情報等を得られるか)
参考文献:総務省 公的機関に求められるホームページ等のアクセシビリティ対応
https://www.soumu.go.jp/main_content/000543284.pdf
◾️導入決定サイト
◾️株式会社Kiva 代表取締役社長 野尻コメント
安心して買える保証サービス「proteger」を通じて多くのEC事業者様やエンドユーザー様とコミュニケーションを取る中で、視覚障害のある方やご高齢の方など、ウェブサイトから情報が取りにくいということが分かりました。障害を持つすべての人に平等なウェブサイトやサービスを提供したいと思い「ユニバーサルウェブ」を開発し、リリースすることにいたしました。多くの人がウェブで提供されている情報を正しく理解できる社会に向けて、プロダクト開発・運営に邁進してまいります。
◾️ユニウェブについて
ユニウェブは、すべてのウェブサービスにコード一行を追加するだけで「導入当日」にウェブアクセシビリティ機能を提供します。
すべての人に平等なウェブサイト・サービスを目指すために、視覚に障害がある人、怪我をして一時的に手が使えなくなった人など、様々な状況にいる利用者が音声読み上げやコントラスト変更などの多様な使い方を通じて、正しい情報を理解できる状態にしたいと考えています。
◾️株式会社Kiva
代表者 :代表取締役社長 野尻 航太
所在地 :東京都中央区築地3-12-5 +SHIFT TSUKIJI 7F
URL :https://kiva.co.jp/
事業内容 :
・安心して買える保証サービス「proteger」の開発・運営(https://hi.helloproteger.com/)
・ウェブアクセシビリティサービス「ユニウェブ」の開発・運営(https://hellouniweb.com)