Kiva、ウェブアクセシビリティ診断レポート機能をリリース
2024/01/10
株式会社Kiva(本社:東京都中央区、代表取締役社長:野尻 航太、以下Kiva)は、ウェブアクセシビリティサービス「ユニウェブ」に、自社サイトのウェブアクセシビリティ対応を確認することができるウェブアクセシビリティ診断レポート機能をリリースいたしました。
◾️リリース背景
2024年4月1日より改正される障害者差別解消法(※1) により、これまで行政機関等は義務、事業者は努力義務とされていた合理的配慮の提供が、事業者にも義務化されることになりました。
障害のある人やご高齢の方などを含むすべての人が、ウェブで提供されている情報やサービスをスムーズに利用できる環境を求めてられている一方、ウェブアクセシビリティはまだ馴染みが無く、総務省の調査(※2) によると、インターネットを利用している日本企業の割合は 99.7%、そのうち、ウェブアクセシビリティに関するJIS規格を満たしている企業の割合はわずか4.6%に留まっています。
上記のような状況の中で、ウェブアクセシビリティ対応をするために、まずは自社サイトの状態を知りたいという声を多くいただき、診断レポート機能リリースに至りました。
※1 障害者差別解消法
全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向け、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的とした法律
※2 総務省「令和4年通信利用動向調査報告書(企業編)」
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/pdf/HR202200_002.pdf
◾️診断機能について
ユニウェブの管理画面より、サイトのウェブアクセシビリティ対応に関する診断レポートを確認することができます。5分〜10分ほどで簡単に診断が行え、項目ごとに適合レベル(A、AA、AAA)が表示されます。また、コードの具体的な修正方法が表示されるため、必要に応じて修正対応していただくことが可能です。
◾️ウェブアクセシビリティとは
「高齢者や障害者など心身の機能に制約のある人でも、年齢的・身体的条件に関わらず、ウェブで提供されている情報にアクセスし利用できること」を意味しており、障害者・高齢者のためだけの特別な対応ではなく、誰しも障害者と同様の状況になり得ます。
- 一時的な怪我、病気(交通事故でギブスをはめて腕が使えない、目の病気で眼帯を付けていて目が見えない等)
- 加齢による変化
- 加齢による視力低下(老眼、水晶体の変化(黄色がかって見える、暗く見える、ぼやけて見える)等)
- 中高年に多い目の病気(白内障、緑内障等)
※70代後半の約半数が黄変化を伴う白内障 - 加齢による聴力低下
- 外国人旅行者(日本語を理解できない外国人が、旅行中に震災にあった場合に、避難情報等を得られるか)
参考文献:総務省 公的機関に求められるホームページ等のアクセシビリティ対応
https://www.soumu.go.jp/main_content/000543284.pdf
◾️ユニウェブについて
ユニウェブは、すべてのウェブサービスにコード一行を追加するだけで「導入当日」にウェブアクセシビリティ機能をサポートします。
すべての人に平等なウェブサイト・サービスを目指すために、視覚に障害がある人、怪我をして一時的に手が使えなくなった人など、様々な状況にいる利用者が音声読み上げやコントラスト変更などの多様な使い方を通じて、正しい情報を理解できる状態にしたいと考えています。
◾️株式会社Kiva
代表者 :代表取締役社長 野尻 航太
所在地 :東京都中央区築地3-12-5 +SHIFT TSUKIJI 7F
URL :https://kiva.co.jp/
事業内容 :
・安心して買える保証サービス「proteger」の開発・運営(https://hi.helloproteger.com/)
・ウェブアクセシビリティサービス「ユニウェブ」の開発・運営(https://hellouniweb.com)