ユニウェブ、生成AIを活用した「ふりがな」機能をリリース
2024/06/20
株式会社Kiva(本社:東京都中央区、代表取締役社長:野尻 航太、以下Kiva)は、ウェブアクセシビリティツール「ユニウェブ」に、生成AIを活用した「ふりがな」機能をリリースしたことをお知らせいたします。
ユニウェブ:https://hellouniweb.com
◾️リリース背景
2024年4月1日より改正された障害者差別解消法* により、これまで行政機関等は義務、事業者は努力義務とされていた合理的配慮の提供が、事業者にも義務化されることになりました。企業やブランドのイメージ向上だけでなく、SDGs・ESGにも関係していることからアクセシビリティ対応をする企業が増えており、ユニウェブを導入しているサイト数は150を超えています。
アクセシビリティ対応により、コントラスト変更や音声読み上げ機能などでサイト上の情報を理解しやすい環境になっていますが、よりスムーズに情報を取得でき利用しやすい環境を目指すため、読み方の分からない漢字に対して、その読み方を理解できるよう生成AIを活用した「ふりがな」機能をリリースすることにいたしました。
これまでサイトから情報を取得することが難しかった人が正しい情報を理解できる状態にするべく、今後もサービス開発に邁進してまいります。
* 障害者差別解消法
全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向け、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的とした法律
◾️生成AIによる「ふりがな」機能について
アクセシビリティメニューから「ふりがな」を選択し、読み方の分からない漢字を選択すると、即座に漢字の読みを示す機能です。
①右下にあるアイコンを選択。
②アイコンを選択すると、アクセシビリティメニューが表示されます。
アクセシビリティメニューの最下部に表示されている「ふりがな」アイコンをクリック。
③読み方の分からない漢字をカーソルで選択すると、即座に漢字の読みが表示されます。
既にユニウェブをご利用いただいている企業様においては、特別な操作や設定などは必要なく「ふりがな」機能をご利用いただけます。
◾️ウェブアクセシビリティとは
「高齢者や障害者など心身の機能に制約のある人でも、年齢的・身体的条件に関わらず、ウェブで提供されている情報にアクセスし利用できること」を意味しており、障害者・高齢者のためだけの特別な対応ではなく、誰しも障害者と同様の状況になり得ます。
- 一時的な怪我、病気(交通事故でギブスをはめて腕が使えない、目の病気で眼帯を付けていて目が見えない等)
- 加齢による変化
- 加齢による視力低下(老眼、水晶体の変化(黄色がかって見える、暗く見える、ぼやけて見える)等)
- 中高年に多い目の病気(白内障、緑内障等)
※70代後半の約半数が黄変化を伴う白内障 - 加齢による聴力低下
- 外国人旅行者(日本語を理解できない外国人が、旅行中に震災にあった場合に、避難情報等を得られるか)
参考文献:総務省 公的機関に求められるホームページ等のアクセシビリティ対応
https://www.soumu.go.jp/main_content/000543284.pdf
◾️ユニウェブについて
ユニウェブは、すべてのウェブサービスにコード一行を追加するだけで「導入当日」にウェブアクセシビリティ機能をサポートします。
すべての人に平等なウェブサイト・サービスを目指すために、視覚に障害がある人、怪我をして一時的に手が使えなくなった人など、様々な状況にいる利用者が音声読み上げやコントラスト変更などの多様な使い方を通じて、正しい情報を理解できる状態にしたいと考えています。
◾️株式会社Kiva
代表者 :代表取締役社長 野尻 航太
所在地 :東京都中央区築地3-12-5 +SHIFT TSUKIJI 7F
URL :https://kiva.co.jp/
事業内容 :