誰にでも伝わる「やさしい日本語」の8つの基本ルールを解説
2026/03/31
やさしい日本語とは、難しい言葉や複雑な言い回しを避け、相手に伝わりやすくした日本語のことです。例えば、やさしい日本語では以下のように言い換えられます。
通常の日本語「詳細についてはこちらをご参照ください」
やさしい日本語「くわしくはこちら」
このようにに言い換えるだけでも、文章の分かりやすさは大きく変わります。文化庁でも、やさしい日本語を、外国人をはじめとする多様な人に情報を届けるための有効な手段として位置づけています。
実際に、やさしい日本語は自治体の情報発信を中心に広がっています。その背景には、日本に住む外国人が増え、国籍や地域も多様化していることがあります。
出入国在留管理庁によると、2025年6月末時点の在留外国人数は395万6,619人で、過去最高を更新しました。このような変化の中で、行政や企業には、より多くの人に伝わる情報発信が求められています。
ただし、やさしい日本語が必要とされる理由は、多国籍化への対応だけではありません。
2024年4月には改正障害者差別解消法が施行され、事業者による合理的配慮の提供が義務化されました。誰もが情報にアクセスし、内容を理解しやすい形で届けることは、こうした合理的配慮の観点からも重要性が高まっているのです。
本記事では、やさしい日本語の基本的な考え方から、書き換えの8つの基本ルール、またウェブサイトにおけるやさしい日本語についても詳しく解説いたします。
目次
通常の日本語と「やさしい日本語」の違い
やさしい日本語を理解するには、通常の日本語と比べてみるのが最も分かりやすいでしょう。そこでまずは、ウェブサイトで使われやすい表現を例に、通常の日本語とやさしい日本語の違いを以下の表にまとめましたのでご覧ください。
◆通常の日本語とやさしい日本語の比較
| 場面 | 通常の日本語 | やさしい日本語 | 改善ポイント |
|---|---|---|---|
| エラーメッセージ | 入力された情報に不備があります。再度ご確認の上、送信してください。 | 入力していない項目があります。入力してください。 | 「不備」「再度ご確認」などの難しい表現をなくし、何が問題かを具体的に示す。次に何をすればよいかも明確にする。 |
| メールアドレスの形式が正しくありません。 | メールアドレスの書き方が違います。もう一度確認してください。 | 「形式」という抽象語を避けて、何を直すべきかが分かる言い方に変え、行動も明示する。 | |
| リンク・ボタン | 詳細についてはこちらをご参照ください。 | サービスのくわしい説明を見る | 「ご参照ください」を、短く分かりやすい表現に変更。さらに、押した先に何があるかが分かる文言にする。 |
| お申し込みをご希望の方は、以下のリンクよりお手続きください。 | 申し込みはこちら | 長い説明を短く整理し、利用者がすぐ行動できる表現にする。また、ボタンとしての分かりやすさも高める。(短文・デザイン) | |
| お問い合わせ後の自動返信 | この度は弊社サービスへのお問い合わせをいただき、誠にありがとうございます。お送りいただいた内容につきましては、担当者が確認の上、追ってご連絡申し上げます。なお、お問い合わせの内容によっては、回答までにお時間をいただく場合がございますことを、予めご了承ください。 | お問い合わせありがとうございます。内容を確認して、担当者からご連絡します。返事まで数日かかることがあります。 | 長い文を短く分け、敬語表現を整理。読者が理解しやすい順番で情報を並べ直す。 |
| 現在、お問い合わせが集中しているため、通常よりご回答にお時間を頂戴しております。 | 今は問い合わせが多いため、返事がいつもより遅くなっています。 | 「集中」「頂戴しております」などの硬い表現を避け、状況を日常語で伝える。 | |
| プライバシーポリシーの冒頭 | 当社は、ユーザーから取得した個人情報について、個人情報の保護に関する法律およびその他の関連法令を遵守し、適切に管理・取り扱うものとします。 | このサイトは、あなたの個人情報(名前、メールアドレスなど)を、法律にしたがって適切に管理します。 | 法令文特有の硬い表現をやわらげたうえで、「個人情報」が何を指すかを具体例で補う。
※正式な規約本文ではなく、冒頭のやさしい要約文として使う想定。 |
| 取得した個人情報は、サービス提供、本人確認、お問い合わせ対応等の目的で利用いたします。 | 集めた個人情報は、サービスの提供、本人確認、お問い合わせへの返事のために使います。 | 「取得」「利用いたします」などの硬い表現を言い換える。用途を少し具体化し、理解しやすくする。 |
この表を見ると、やさしい日本語は単なる言い換えではなく、伝わりにくい表現を、利用者が理解しやすい形に整えることだということが分かります。
例えば、「不備があります」「ご参照ください」「頂戴しております」といった表現は日常的に使われていますが、読む人によっては意味を取りにくかったり、文字数が多すぎて読みにくさを感じる場合があります。
特にウェブサイトでは、短時間で情報を読み取り、次の行動に移ることが多いため、このような分かりにくさが、そのまま離脱や誤解につながることもあります。
また、やさしい日本語は、読みやすさだけでなく、行動のしやすさまで含めて考えることも重要なポイントです。エラーメッセージであれば何を直せばよいのか、ボタンであれば押した先に何があるのか、自動返信であればどのくらい待てばよいのか、などが伝わることが重要です。
つまり、やさしい日本語は文章表現の工夫であると同時に、媒体上の顧客体験を高めるための考え方でもあるのです。
プライバシーポリシーのような硬い文章でも、冒頭にやさしい説明を添えるだけで、内容の理解しやすさは大きく変わります。ポリシーや規約は、すべての情報を一律に簡略化することが難しいケースもありますが、少なくとも最初の入口では、利用者が戸惑わずに内容をつかめる形にすることが重要です。
このように、やさしい日本語とは、高齢者や外国人だけでなく、さまざまな人にとって分かりやすい情報発信を実現するための実践的な考え方といえます。
「やさしい日本語」の8つの基本ルール
それでは、やさしい日本語で書く際に意識しておくべき「基本ルール」を8つに整理して紹介いたします。
◆やさしい日本語の基本ルール
②一文を短くする
③誰が何をするのかを明確にする
④箇条書きを使う
⑤カタカナ語(外来語)をなるべく使わない
⑥二重否定を使わない
⑦あいまいな表現を減らす
⑧漢字の量に注意し、必要に応じて「ふりがな」を付ける
以下に一つずつ詳しく解説していきます。
ルール①情報を整理し、重要な情報から伝える
やさしい日本語では、伝えたいことを整理し、重要な情報から先に伝えることが基本です。情報の順番が整理されていないと、使っている言葉が難しくなくても内容が伝わりにくくなります。
例えば、案内文や説明文に背景や注意事項、補足情報が一度に入っていると、何が大事なのか分かりにくくなります。そのため、まずは相手に最初に伝えるべきことを示し、そのあとに必要な説明を続けることが大切です。
◆例文
| 通常の日本語 | やさしい日本語 |
| この手続きは、申請内容の確認や本人確認のために必要となるもので、必要書類に不備がある場合は受け付けできないことがありますので、事前に持ち物をご確認のうえ、窓口までお越しください。 | 手続きに必要な書類を持って、窓口に来てください。 書類がそろっていないと、受け付けできません。 |
特にウェブでは、冒頭の数行で要点が伝わるかどうかが重要です。また、紙の案内や冊子でも、先に重要事項が示されている方が内容を把握しやすくなります。媒体が違っても、重要な情報から伝えるという考え方は共通しています。
ルール②一文を短くする
一文を短くし、その一文の中に多くの情報を詰め込みすぎないことが大切です。文章が長くなるほど、主語や条件、結論の関係が分かりにくくなり、読み手の負担が大きくなります。
◆例文
| 通常の日本語 | やさしい日本語 |
| 申請内容に不明な点がある場合は、確認のため担当者からご連絡を差し上げることがありますので、あらかじめご了承ください。 | 申請内容が分からないときは、担当者から連絡します。 そのときは、確認にご協力ください。 |
特に、案内や説明の文章では、一文の中に理由や条件を重ねすぎないことが重要です。内容を二つ以上伝えたい場合は、無理に一文でまとめず、文を分けた方が伝わりやすくなります。
ルール③誰が何をするのかを明確にする
やさしい日本語では、誰が何を行うのか、つまり主語と述語を明確にすることが重要です。主語が省略されていたり、受け身の表現が多かったりすると、読み手は「誰が何をするのか」を正しく理解しにくくなります。
◆例文
| 通常の日本語 | やさしい日本語 |
| 必要書類は、窓口で確認されたあと、返却されます。 | 窓口の担当者が、必要書類を確認します。 確認したあと、書類を返します。 |
誰が行動するのかがはっきりすると、文章の意味がつかみやすくなり、手続きや案内の内容も誤解されにくくなります。
ルール④箇条書きを使う
文章中に情報が多い場合、無理に文章で続けず、必要に応じて箇条書きを使うことが有効です。特に、手順や条件、注意点、持ち物などをまとめて伝える場面では、文章で並べるよりも箇条書きの方が理解しやすくなります。
やさしい日本語は言葉の言い換えだけでなく、情報を見やすく整理することも重要です。
◆例文
| 通常の日本語 | やさしい日本語 |
| 申請の際は、本人確認書類、申請書、必要書類のコピー、手数料を持参し、受付時間内に窓口へお越しください。 | 申請のときは、次のものを持ってきてください。
・本人確認書類 受付時間内に、窓口に来てください。 |
特に、3つ以上の情報を並べるときは、文章で続けるより箇条書きにした方が伝わりやすくなります。読みやすさを高めるうえでも、やさしい日本語と箇条書きは相性の良い組み合わせです。
ルール⑤カタカナ語(外来語)をなるべく使わない
やさしい日本語では、カタカナ語や外来語をできるだけ分かりやすい言葉に言い換えましょう。日常的に使われている言葉でも、人によっては意味が伝わらないことがあり、特に訪日外国人など、日本語に不慣れな人にとっては理解の妨げになる場合があります。
ただし、すべての外来語を言い換える必要があるわけではありません。例えば、「バス」「ガス」「テレビ」のように、外来語以外に適切な日本語がない言葉は、そのまま使って問題ありません。
◆例文
| 通常の日本語 | やさしい日本語 |
| エントリーフォームにアクセスして、エラーが出た場合はサポートデスクまでご連絡ください。 | 申し込みフォームを開いて、うまく送れないときは相談窓口に連絡してください。 |
外来語は、元の言葉と意味や使い方が少し異なる場合もあるため、読み手に伝わるかどうかを意識して使うことが大切です。
ルール⑥二重否定を使わない
文章中で否定が重なると、意味を頭の中で組み立て直す必要があり、読み手にとって理解しにくい文章になりやすくなります。特に案内文や注意書きでは、書き手は丁寧に書いているつもりでも、二重否定によって内容がかえって分かりにくくなることがあります。
できるだけ、肯定の形や単純な否定の形で伝える方が、意味がすぐに伝わります。
◆例文
| 通常の日本語 | やさしい日本語 |
| 在留カード以外は必要ありません。 | 在留カードを持ってきてください。 |
二重否定を避けるだけでも、文章はかなりすっきりしますので、読み手が迷わず理解できるように、できるだけシンプルな言い方を選ぶことが重要です。
ルール⑦あいまいな表現を減らす
意味が広く取れる言葉や、人によって受け取り方が変わる表現をできるだけ減らすことを意識しましょう。例えば、「後日」「しばらく」「なるべく」「順次」「〜ごろ」といった表現は、断定を避けるため便利ではありますが、具体的な時期や範囲が見えにくいため、読み手にとっては、いつ・どのくらい・何を指しているのかが分かりにくいことがあります。
◆例文
| 通常の日本語 | やさしい日本語 |
| 担当者が、午前11時ごろにご連絡します。 | 担当者が、午前10時30分から午前11時30分までに連絡します。 |
あいまいな表現を減らすことで、読み手は内容を迷わず理解しやすくなります。特に、時間や期限に関わる案内では、できるだけ具体的に書くことが重要です。
ルール⑧漢字の量に注意し、必要に応じて「ふりがな」を付ける
やさしい日本語では、漢字を多く使いすぎないことが大切です。漢字が続くと、外国人や意味を知らない人、読み慣れていない人にとって、内容を理解しにくくなることがあります。そのため、難しい漢字や重要な言葉には、必要に応じてふりがなを付けることが有効です。
特に、読みが難しい言葉、生活や手続きに関わる重要な言葉、読み間違えると困る言葉などを中心に、必要なものを選んで補うようにしましょう。
◆例文
| 通常の日本語 | やさしい日本語 |
| 申請書(しんせいしょ)を持って、窓口(まどぐち)に来てください。 | 申請書を持って、窓口に来てください。
もしくは 申請書(しんせいしょ)を持って、窓口(まどぐち)に来てください。 |
読み方を補うだけでも、文章の理解しやすさは大きく変わります。特に、手続きや案内に関わる重要な言葉は、必要に応じてふりがなを付けることが有効です。
以上、8つの基本的なルールを解説しましたが、やさしい日本語は特別な表現技法ではなく、相手に正しく伝えるための基本的な工夫の積み重ねです。難しい言葉を減らす、一文を短くする、情報の順番を整理するといった小さな見直しでも、文章の分かりやすさは格段に変わります。
なお、文化庁と出入国在留管理庁では、やさしい日本語のガイドラインを公開しております。やさしい日本語に取り組む場合には、下記リンク先の資料も必ず目を通しておくようにしましょう。
参考:在留支援のためのやさしい日本語ガイドラインほか(文化庁)
「やさしい日本語」の実践例:東京都足立区
近年、国内でも多様化が進み、さまざまな分野でのアクセシビリティの見直しがされおり、やさしい日本語も、実際の情報発信の現場で活用が広がっています。なかでも自治体は、多様な住民に行政情報を届ける必要があるため、やさしい日本語の導入が比較的進んでいる分野のひとつです。
足立区は、東京23区においては初めての取り組みとして、2020年からやさしい日本語での情報発信を開始しております。足立区の公式ホームページでも、メニューから通常の日本語表示とやさしい日本語表示を切り替えられるようになっており、必要に応じて表示を選べる設計になっています。
◆足立区公式ホームページ
画像を見て分かる通り、通常の日本語表示と比べて、やさしい日本語表示では漢字にふりがなが付けられ、一部の表現が言い換えられたり、補足説明が加えられています。
◆ふりがなや言い換え、補足説明が加えられる
このように、見出しや本文の読みやすさが高まっているほか、専門的な内容については、意味を補う短い説明も付けられています。やさしい日本語は、単に漢字をひらがなに置き換えるものではなく、読み手が内容を理解しやすい形に情報を整える取り組みであることが、この事例からも分かります。
また、通常の日本語表示とやさしい日本語表示を比較できる点も、この事例の大きな特徴です。同じ情報でも、表現の工夫や説明の補い方によって、伝わりやすさが大きく変わることが視覚的に理解できます。これからやさしい日本語の導入に取り組む事業者にとっても、非常に参考にしやすい事例の一つと言えるでしょう。
参考:足立区公式ホームページ
ウェブアクセシビリティにおける「やさしい日本語」の重要性
ウェブアクセシビリティとは、年齢や障害の有無に関わらず、すべての人がウェブサイトを利用できる状態のことです。視覚に障がいのある方、高齢で文字が読みにくい方、日本語に不慣れな外国人の方など、多様なユーザーにとって使いやすく、わかりやすいサイトを実現するための考え方です。
国内では「改正障害者差別解消法」により、2024年より障がいのある方への合理的配慮の提供が義務付けられたことで、ウェブサイトにおいてもアクセシビリティに対応することが求められています。
このウェブアクセシビリティを実現する上で、やさしい日本語は重要な役割を持っています。ここでは、ウェブアクセシビリティにおける、やさしい日本語の重要性について解説します。
ウェブアクセシビリティの基準である「WCAG」と「JIS X 8341-3」
ウェブアクセシビリティには、世界共通の基準があります。「WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)」と呼ばれるもので、W3C(ウェブの標準化団体)が策定した国際的なガイドラインです。
日本では、このWCAGをもとに「JIS X 8341-3」という国内規格が定められています。公共機関や企業のウェブサイトに広く適用されており、総務省のガイドラインでも、JIS X 8341-3への対応が推奨されています。
WCAGとJIS X 8341-3についてくわしくは、下記の記事をご覧ください。
WCAGが提示するウェブアクセシビリティにはさまざまな達成基準があり、各基準には3段階の適合レベルが設けられています。
◆WCAGの適合レベル
| レベル | 位置づけ |
| A | 最低限クリアすべき基準 |
| AA | 法令・ガイドラインが推奨する標準的な水準 |
| AAA | より高い配慮を実現する、最上位の基準 |
障害者差別解消法や総務省のガイドラインが対応を求めるのは、主にAAレベルまでです。多くの企業や自治体が目標とするのもこのラインになります。具体的にどのような対応が求められるのかは、下記の記事で詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。
「やさしい日本語」はWCAGの原則に深く対応している
WCAGは4つの原則(知覚可能・操作可能・理解可能・堅牢性)で構成されており、このうち「理解可能(Understandable)」という原則が、やさしい日本語と最も深く関わります。具体的には、以下の達成基準が対応しています。
◆やさしい日本語とWCAGの達成基準の関係
| WCAGの達成基準 | レベル | やさしい日本語との関係 |
|---|---|---|
| 3.1.1 ページの言語 | A | ページの言語を正しく示すための基礎条件。やさしい日本語そのものではないが前提となる |
| 3.1.3 珍しい単語 | AAA | 専門用語や慣用句の説明を求める。難しい言葉を避ける・補う考え方と重なる |
| 3.1.4 略語 | AAA | 略語の意味を示すことを求める。略さない、または意味を補う考え方と重なる |
| 3.1.5 読解レベル | AAA | 中等教育レベルを超える読解が必要な場合に補足や別バージョンを求める。やさしい日本語と最も深く関係する |
| 3.1.6 発音 | AAA | 読み方が分からない語に発音の手がかりを示す。ふりがなと重なる |
| 3.3.2 ラベルまたは説明 | A | 入力欄にラベルや説明を付ける。分かりやすい案内文やエラーメッセージと関係する |
表を見るとわかるように、やさしい日本語に対応する達成基準の多くはAAAレベルに位置しています。つまり、法令上の義務範囲(AA)を超えた、より高い配慮の領域です。
AA準拠だけでは、文章のわかりやすさは問われませんが、どれだけ技術的なアクセシビリティ対応が整っていても、書かれている言葉が難しければ、全ての人に情報が届くことはありません。結果として、アクセシビリティに配慮したサイトとは言えなくなってしまうのです。
やさしい日本語は、高齢者・外国人・認知に障がいのある方など、あらゆるユーザーの理解を同時に支える施策です。ウェブアクセシビリティの観点から見ても、やさしい日本語への対応は義務を超えた、本質的な配慮といえます。
低コスト・短期間でウェブアクセシビリティ対応を実現する「ユニウェブ」
現在ウェブアクセシビリティに未対応のサイトは、できるだけ早く改善に着手する必要があります。
しかし、ウェブアクセシビリティ対応は専門性が高く、設計の見直しや実装、検証まで含めるとコストも時間もかかります。社内だけで完結しにくく、継続的な運用負荷も発生します。
そこで有効なのが、弊社が提供するウェブアクセシビリティツール「ユニウェブ」の導入です。ユニウェブを活用することで、すべてのサイト運用の実態に合わせながら、アクセシビリティ改善を前に進めやすくなります。
ユニウェブは、サイトにタグを追加するだけで即時導入が可能で、管理画面からウィジェットの見た目や設定を調整できます。サイトの訪問者はアクセシビリティメニューから、30を超えるアクセシビリティ機能を活用しながら、自分に合った見やすさ・使いやすさに切り替えられます。
運用面でも、最新の標準規格の動きに合わせたアップデートに追従できる設計になっており、アクセシビリティ対応を一度きりの施策ではなく、継続的に改善していく取り組みとして進めやすくなります。
生成AIを活用した「やさしい日本語AI」機能も搭載
ユニウェブには、生成AIを活用した「やさしい日本語AI」機能があります。サイト上で分からない単語や難しい文章を見つけたときに、その場で意味を分かりやすい日本語で確認できる機能です。
◆ユニウェブの「やさしい日本語AI」機能
使い方はシンプルです。
②メニューから「やさしい日本語AI」を選ぶ
③分からない単語や文章を選択する
④その場で内容が分かりやすく表示される
難しい表現を言い換えたり、意味を補って理解を助けてくれるため、専門用語が多いページや、手続き案内、注意事項などでも活用しやすい機能です。
実際の挙動は、この記事の右下にある「人型アイコン」からすぐに試すことができます。ユニウェブの機能を体験しながら、自社サイトに必要な改善の方向性を具体化してみてください。
まとめ
やさしい日本語は、外国人だけのためのものではなく、高齢者や障がいのある人を含め、様々な人に情報を分かりやすく届けるための手段として、その重要性が高まっています。多様化が進む社会において、外国人住民や日本語に不慣れな人が増えている現在、やさしい日本語による情報発信は、行政をはじめ企業にとってますます重要な取り組みになっています。
また、ウェブサイトにおいてもアクセシビリティの配慮が求められています。文字の見やすさや操作性への対応だけでなく、内容そのものを理解しやすくすることも、アクセシビリティの大切な要素です。
そのため、これからのウェブサイト運営では、やさしい日本語への対応もあわせて進めていくことが重要です。難しい表現を減らし、必要に応じて言い換えや補足を行うことで、より多くの人に伝わるサイトになります。
やさしい日本語は特別な施策ではなく、情報を必要とする人に確実に届けるための「基本的な工夫」として、今後ますます必要性が高まっていくことは間違いないでしょう。


