より多くの暮らしに寄り添うために ― 象印マホービン公式オンラインストア、ウェブアクセシビリティ強化の取り組み

2025/02/17

ウェブアクセシビリティ対応をしようと思ったきっかけを教えてください。

2024年4月からの障害者差別解消法の改正による「民間企業の合理的配慮の義務化」を知った際、弊社の公式オンラインストアである『象印ダイレクト』にも対応が必要だと感じました。

弊社は創業当初から「暮らしをつくる」という理念があり、日常生活のお買い物の中で「お客様に快適にお買い物を楽しんでいただきたい」という思いがあります。その取り組みの一つとして、今回の障害者差別解消法の改正を機に、よりウェブアクセシビリティの確保・向上にも取り組むことになりました。

 

自社エンジニアなど、自社でのウェブアクセシビリティ対応は検討しましたか？

検討は行いました。しかし自社でのウェブアクセシビリティ対応については各ページ毎に対応を行う必要があることに加え、対応内容も様々となっており、その対応を行うリソースの確保が難しいと感じたため、自社で全てをカバーするのは現実的ではないと判断しました。

 

ユニウェブのような他社のアクセシビリティツールを検討しましたか？

比較検討は行いませんでした。法改正への対応を急ぐ必要があり、早期導入を優先したかったことが一番の理由です。

また既にユニウェブを導入していた他社のページを拝見する中で、必要なアクセシビリティの確保が十分だと思うことができました。

 

ユニウェブを知ったきっかけ、導入した理由を教えてください。

以前から延長保証サービス『proteger』をご提案いただいており、そのご縁でユニウェブをご紹介いただいたのがきっかけでした。

ユニウェブを選んだ理由は、導入の手軽さと十分なアクセシビリティ対応が実現できそうだという確信が持てたことです。

 

象印マホービン様は障害者雇用に積極的ですが、ユニウェブ導入後の社内の反応はいかがでしたか？

最初は『画面に新しく付いたアイコンは何？』という素朴な反応がありましたね（笑）。ただこのツールがどんな方のために、どのような場面で活用されるのかを具体的に説明し、実際の機能をデモンストレーションしてみると、前向きな反応をもらうことができました。

 

ユニウェブを導入するまでの日数や工数について教えてください。

導入については、コードを管理画面に入れるのみでしたので、半日もかからず対応できました。

導入後にアイコンの表示位置などの調整を行いましたが、こちらも管理画面から簡単に調整できました。個人的には、やはりこの導入のスムーズな点がユニウェブを導入して一番良かったところだと感じております。

 

社内で導入を進めていく上で障壁はありましたか？ どのように上進していったかも教えていただけますと幸いです。

冒頭にもある通り、障害者差別解消法の改正が念頭にあったので特に障壁はありませんでした。費用についても当初の想定予算内に収まっていたため、スムーズに意思決定を進めることができました。実際、昨年の2月くらいにお話しをいただいて、昨年の春先には導入できましたね。

 

今後、目指していることはありますか？

当初は、ウェブアクセシビリティ対応を進めることだけを考えていました。しかしユニウェブを導入し使っていく中でウェブアクセシビリティ対応に関する解像度が上がり、現在、基準はクリアしているものの、どの程度ユーザーにとって効果的なサポートが提供できているのかを検証したいと思うようになりました。

また象印ダイレクトは、商品ページだけでは伝えきれない、弊社の考えや思いを込めた独自の表現方法で商品の魅力を伝えることができると考えています。実店舗での商品陳列と同じように、ECサイトでも見せ方の工夫ができます。今回のユニウェブの導入をきっかけに、よりお客様にとってお買い求めやすく、そして面白い体験を提供できるようにしていきたいです

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象印マホービン株式会社
マーケティング部 サブマネージャー 立野航

2011年　象印マホービン㈱入社
入社後、システム部門で販売システム業務を担当。
2018年より販売促進G（現：マーケティング部）にて
Web販売促進 ・商品情報サイトの運営、店頭販促物の企画などの業務を担当。
2020年11月にECサイト（象印ダイレクト）をオープンし
現在は象印ダイレクトの企画・運営・販売管理を行っている。

 

《ユニウェブ導入サイト》

公式オンラインストアに導入されています。（※運営は象印フレスコ株式会社）

アイコンをクリックすると、アクセシビリティメニューが表示され、文字を読み上げてくれる部分リーダーや画面のコントラスト切り替えなどがボタン1つで可能となっております。

象印マホービン公式オンラインストア「ZOJIRUSHI DIRECT」：https://www.zojirushi-direct.com/

 

◾️象印マホービン株式会社について

象印マホービン株式会社は、『きょうを、だいじに。』をコーポレートスローガンとして掲げ、多くのお客様に共感していただける暮らしの品々やサービスをお届けしています。
炊飯ジャー・オーブンレンジなどの調理家電製品、加湿器などの生活家電製品、ガラス・ステンレスマホービンを中心としたリビング製品の販売を通して、みなさまの暮らしをバックアップしております。また、最高級炊飯ジャー「炎舞炊き」で炊き上げるごはんを提供する「象印食堂」や、高齢者の安否を見守る「みまもりほっとライン」サービスなど、製品以外にも様々な事業を展開し、食と暮らしのソリューションブランドを目指しています。

代表者 ：代表取締役 社長執行役員 市川 典男
所在地 ：大阪府大阪市北区天満一丁目20番5号
URL ：https://www.zojirushi.co.jp/
事業内容 ：調理家電製品、生活家電製品、リビング製品などの製造・販売およびこれに附帯する事業

 

◾️ユニウェブについて

ユニウェブは、すべてのウェブサービスにコード一行を追加するだけで「導入当日」にウェブアクセシビリティ機能を提供します。

すべての人に平等なウェブサイト・サービスを目指すために、視覚に障害がある人、怪我をして一時的に手が使えなくなった人など、様々な状況にいる利用者が音声読み上げやコントラスト変更などの多様な使い方を通じて、正しい情報を理解できる状態にしたいと考えています。

公式サイト：https://hellouniweb.com