新潟青陵学園が挑む未来:ウェブアクセシビリティで広がる学びの可能性
2024/12/02
目次
ウェブアクセシビリティ対応をしようと思ったきっかけを教えてください
恥ずかしながら、「ウェブアクセシビリティ」という言葉自体に馴染みがありませんでした。他の企業様の取り組みを見ても、まだそれほど広く認知されていないように感じています。
しかし、あるイベントでkivaさんのユニウェブについて知る機会があり、そこから詳しく検討を進めるようになりました。その中で、まず年齢やハンディキャップにかかわらず、全ての人が見やすいサイト環境を用意することは重要な課題だと感じました。また、ブランドイメージの向上という観点からも、費用対効果は十分に期待できると考えました。定量化が難しい部分もありますが、アクセシビリティ対応はプラスの効果をもたらすだろうと思い、取り組むことを決めました。
法人内でのアクセシビリティ対応は検討しましたか?
ほとんど検討しませんでした。その理由としては、まずどこから手をつければいいのか判断が難しい点がありました。また、ベンダーさんに依頼するとなると、それなりにコストがかかるのではないかという懸念もあり、法人内だけで完結するのは難しいと感じました。
ユニウェブを導入するにあたり、他社のアクセシビリティツールと比較・検討しましたか?
ユニウェブを導入するにあたっては、他社のアクセシビリティツールとも比較・検討を行いました。社内で慎重に検討を進める中で、いわゆる単なるチェックツールではなく、ユニウェブと同様の形でより包括的なサポートを提供できるツールを中心に検討しました。
具体的には、他に2社のツールを候補として挙げ、それぞれの機能や特徴について調査しました。特にレポートの精度や具体性、操作性、サポート体制などの観点で評価を行い、それぞれの強みや特徴についてもお話を伺いました。その結果として、ユニウェブが私たちのニーズに最も適していると判断しました。
最終的にユニウェブを導入していただいた理由を教えてください。
最終的にユニウェブを導入させていただいた理由としては、まず、多機能かつ柔軟な設定を提示していただいた点が大きかったです。それが本学園のニーズに合致しており、非常に魅力的だと感じました。また、本学園の理念とユニウェブさんの方向性に共感できる部分があったことも決め手の一つです。
導入に際して迅速かつ丁寧に対応していただいたことも印象的でした。他社のツールとも比較しましたが、ユニウェブさんはレスポンスが早く、課題に対して適切に対応してくださる点で、信頼感を抱きました。また、単なるツール提供という関係性にとどまらず、私たちからの要望や提案に柔軟に応えていただける姿勢があり、今後の協業の可能性を感じました。
本学園では「ソーシャルイノベーションスクエア」というビジョンを掲げており、他社の力を借りながら、新しい価値を共に創り上げていくことを目指しています。その点で、ユニウェブさんはパートナーとして一緒に未来を築いていける存在だと確信し、導入を決めました。
実際にユニウェブを導入してから学内の反響などはありましたか?
実際にユニウェブを導入してから、学園内での目立った反響はまだこれからといった段階です。ただ、誰にとっても使いやすい環境を整えていく必要性を強く感じていますし、それを実現していきたいという思いはあります。
今後は、目標や指標を設定し、どのようにアクセシビリティ対応を進めていくのか、方針を立てたいと思います。この方針を学園内に浸透させることで、アクセシビリティへの意識が徐々に高まっていくのではないかと考えています。長い目で見て成果につながるといいですね。
ユニウェブを導入するまでの日数や工数について教えてください
スムーズに導入を進めることができました。基本的にホームページの管理はベンダーさんにお任せしているので、正確な工数はわかりませんが、こちらとしては複雑な作業はほとんど必要なく、「タグを1行入れてください」といった簡単な指示に応えるだけでした。
実際の作業も数分程度で完了したと思います。導入にあたり何度もやりとりをする必要がなかった点や、わかりやすい説明のおかげでストレスなく進めることができました。短期間でスムーズに導入できたことは非常にありがたく、手軽さや効率性という点でも満足しています。
今後、目指していることはありますか?
私たちの学園では、福祉や臨床心理、看護といったケアに関わる分野の教育を展開しています。それぞれの専門性を活かし、必要な方への配慮を一層深めていくことが重要だと考えています。また、ビジョンとして掲げる「ソーシャルイノベーション」を通じ、多様な方々に学びの機会を提供することを目指しています。
そして、2026年には短大と高校でオンライン教育を主とした通信制課程の設置を予定しており、従来よりも多様な属性の方々に学習機会を提供していくつもりです。
そのためには、タッチポイントの一つである、ホームページのウェブアクセシビリティ向上も重要になってくると考えています。ウェブアクセシビリティ向上を通じて、より多くの方が学びの機会を得られる環境を整備していきたいと思います。
学校法人 新潟青陵学園
法人事務局 企画課 小林草太
経歴
2021年、新潟青陵学園に入職し、これまで広報、公開講座、学生の課外活動の支援、研究支援等に携わり、現在は「2040将来ビジョン」の実現に向けた複数の改革チームの支援を主に行っている。人事制度改革チームではメンバーとしてプロジェクトに携わる。
《ユニウェブ導入サイト》
学校法人新潟青陵学園が運営する公式サイト等に導入されています。
アイコンをクリックすると、アクセシビリティメニューが表示され、文字を読み上げてくれる部分リーダーや画面のコントラスト切り替えなどがボタン1つで可能となっております。
- 新潟青陵学園 公式サイト:https://niigataseiryo.jp/
- 新潟青陵大学・短期大学部 公式サイト:https://www.n-seiryo.ac.jp/
- 新潟青陵高等学校 公式サイト:https://www.seiryo-high.ed.jp/
- 新潟青陵幼稚園(認定こども園) 公式サイト:https://www.n-seiryo.ac.jp/yochien/
- 新潟青陵大学・短期大学部 受験生応援サイト:https://bluebirds.n-seiryo.ac.jp/
◾️学校法人新潟青陵学園
理事長 :篠田 昭
所在地 :新潟県新潟市中央区水道町1丁目5939番地
URL :https://niigataseiryo.jp/
ユニウェブについて
ユニウェブは、すべてのウェブサービスにコード一行を追加するだけで「導入当日」にウェブアクセシビリティ機能を提供します。
すべての人に平等なウェブサイト・サービスを目指すために、視覚に障害がある人、怪我をして一時的に手が使えなくなった人など、様々な状況にいる利用者が音声読み上げやコントラスト変更などの多様な使い方を通じて、正しい情報を理解できる状態にしたいと考えています。